2024年にWebアクセシビリティが義務化!!内容を解説いたします!

公開日: 2023.12.08

最終更新日: 2024.02.13

2024年にWebアクセシビリティが義務化!!内容を解説いたします!

みなさまは、Webアクセシビリティという言葉を聞いたことがありますでしょうか。

アクセシビリティ(Accessibility)は「近づきやすさ」「利用のしやすさ」などの意味を持つ英単語です。Webのアクセシビリティは、ウェブページにある「情報や機能の利用しやすさ」という意味で使われています。

Webアクセシビリティ=Webのバリアフリー化

具体的には、視聴覚や手・腕の動きに障害があったり、加齢により機能が低下したりしても、何らかの代替手段によって健常者・若い人と同様にWebサイトの閲覧・操作等ができることを指します。

例えば、文字を拡大、縮小できるようにしたり、テキストと背景色のコントラストをあげて文字をみやすくしたり、という事もアクセシビリティ対応の一つになります。

このようなWEBアクセシビリティが2024年に義務化されます。今回は法改正の内容やWebアクセシビリティの規格について解説いたします。

目次

1.義務化される内容

2.Webアクセシビリティの規格

3.まとめ

1.義務化される内容

1-1法改正の内容

障害者差別解消法の改正がおこなわれ、WEBアクセシビリティが義務化になります。

細かい内容を見ていくと、第8条の2が変更になりました。

改正前

2事業者は、その事業を行うに当たり、(略)社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をするように努めなければならない。

改正後

2事業者は、その事業を行うに当たり、(略)社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮をしなければならない。

引用
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/law_r03-56_shinkyu.pdf
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律(令和3年法律第56号。令和3年6月4日公布)内閣府

内閣府リーフレットより

https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo2/print.pdf

今回の法改正では、「合理的な配慮」が義務化されます。

では合理的な配慮とは具体的に何を指すのでしょうか。次の項目で説明いたします。

1-2合理的配慮とは

合理的配慮とは、内閣府のリーフレットによるとこのように説明されています。

「合理的配慮」は、事務・事業の目的・内容・機能に照らし、以下の3つを満たすものであることに留意する必要があると記載されています。

① 必要とされる範囲で本来の業務に付随するものに限られること

② 障害者でない者との比較において同等の機会の提供を受けるためのものであること

③ 事務・事業の目的・内容・機能の本質的な変更には及ばないこと

https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo/print.pdf

簡単に訳すと、「障害のある人もそうでない人も同じようにできる状況を整えることが目的」ということです。これが今回の法改正で、全事業者が義務化されたということになります。

2.Webアクセシビリティの規格

では具体的に、何を取り組めばよいのでしょうか。

日本の場合、JIS X 8341-3:2016というアクセシビリティに関する規格があります。

この規格は達成項目の種類により、適合レベルがA(シングルエー)、AA(ダブルエー)、AAA(トリプルエー)の3段階で定められています

レベルA
最低限の基準。この基準を達成していないと、サイトを閲覧できない人が存在しうる。

レベルAA
望ましい基準。この基準を達成していないと、サイトの閲覧が困難な場合がある。

レベルAAA
発展的な基準。この基準を満たすと、よりサイトが閲覧しやすくなる。

この規格のAAを目指しましょう。

また、対応内容については大きく4カテゴリに分かれています。

知覚可能
情報が、利用者が知覚できる方法で提示可能でなければならない。

操作可能
UIは問題なく操作可能でなければならない。

理解可能
情報、およびUIの操作は理解可能でなければならない。

堅牢性
支援技術を含む様々なユーザエージェントが、確実に解釈できるように十分に堅牢 (robust) でなければならない。

それぞれのカテゴリの中に、細かい適合項目が列挙されています。ウェブアクセシビリティ基盤委員会のサイトに一覧表が掲載されており、分かりやすいので是非確認してみてください。

https://waic.jp/files/cheatsheet/waic_jis-x-8341-3_cheatsheet_201812.pdf

今回はアクセシビリティのわかりやすい規格として、JIS X 8341-3:2016を取り上げました。

その他にも、デジタル庁が出している「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」に準じた方法などもあります。

3.まとめ

今回は2024年に義務化されるアクセシビリティについて解説いたしました。

ただ、Webアクセシビリティに対応したホームページを制作することは容易ではありません。

アクセシビリティについてお困りのことやご相談ごとがありましたら、是非お気軽にカンナートにお問い合わせください。

Webアクセシビリティ

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