2023年にGoogle広告の類似セグメントが廃止!必要な対応策は?

公開日: 2022.11.24

最終更新日: 2023.02.15

2023年にGoogle広告の類似セグメントが廃止!必要な対応策は?

2023年5月にGoogle広告が提供している類似セグメント機能が廃止になってしまうそうです。

※詳しくお伝えすると、5月1日以降ターゲティング設定、レポート作成の際にこれが生成されなくなってしまいます。

今回はその理由と広告運用者がどのように対応すればいいのかまとめたいと思います。

そもそも類似セグメントとは?

類似セグメントとは、サイトに訪問したユーザーと似た傾向のユーザーにリーチする機能で、

この活用により、見込み顧客の獲得やターゲットとなるオーディエンスの特定ができます。

検索広告やディスプレイ広告をはじめとしたさまざまな媒体で利用可能です。

どうして廃止されてしまうの?

そんな便利な機能がなぜ廃止されてしまうのでしょうか。

それには、近年あげられるプライバシー問題が影響しているようです。

Google広告ヘルプの記事から引用すると、

一般的なオンライン マーケティング手法の制限が厳しくなる中、ビジネスを成長させるには、より新しく、より強固な戦略が必要とされます。こうした変化を先取りするには、プライバシーに配慮した方法で関連性の高いオーディエンスにリーチし、成果を測定できるよう、自動化を導入することが最も効果的です。こうした状況に対応するため Google は、類似ユーザー機能を、最適化されたターゲティング、オーディエンス拡張機能、スマート自動入札などの、自社データの活用とマーケティング目標に沿った最適化に役立つ高度な自動化ソリューションにアップグレードします。

https://support.google.com/google-ads/answer/12463119?hl=ja

類似オーディエンスはCookieを使用して生成されているので、サードパーティーCookieの廃止によってカスタマーマッチリストの収集が難しくなっているのかもしれませんね。

今後求められる対応策は?

2023年5月に既存の広告に類似セグメントの追加は出来なくなりますが、既に設定された類似セグメントに関しては2023年8月まで有効です。

8月1日を過ぎると、すべての類似セグメントが広告・キャンペーンから削除されます。

では広告運用者はそれまでにどのような対応をすれば良いのでしょうか?

キャンペーンごとに対応方法が違うので、今回は検索キャンペーン・ショッピングキャンペーンについてご紹介します。

■成果の向上について

基本的にはスマート自動入札を使用することで対応が不要になります。

スマート自動入札とは、自動入札戦略の1つです。

機械学習を用いて広告の最適化を行うもので、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化が該当します。

新規顧客(見込み顧客)の獲得は今後検索向けにリリースされる「新規顧客の獲得」目標を利用することで類似セグメントを使用せずとも行うことができるみたいです。

■レポートについて

今までのレポートは分析情報ページの自社オーディエンス分析で自社セグメントの価値を確認することができます。

※「分析情報ページ」は2023年3月末までに提供

他のキャンペーンについても公式の記事に記載してありますので、確認してみてください。

[参考]オーディエンスターゲティングに関する変更

https://support.google.com/google-ads/answer/12463119?hl=ja

終わりに

類似セグメントは廃止になってしまいますが、今後リリースされる新機能や自動入札によってさらなる顧客獲得が実現できると望ましいですね。

Google広告はどんどんと機能アップデートが行われるので、これからも要チェックです!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

また次の機会にお会いしましょう。

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