Shopify構築でお客様に必ず確認すること

公開日: 2021.03.23

最終更新日: 2023.02.13

Shopify構築でお客様に必ず確認すること

※2023年2月13日 更新

カンナートで営業を担当している小川です!


以前、「Shopify構築でお客様によく聞かれること【前半/後半】」というnoteを投稿しましたが、今回は私が商談時に必ずお客様に確認することを掘り下げていこうと思います!


Shopify構築でお客様によく聞かれること【前半】
Shopify構築でお客様によく聞かれること【後半】


ココを確認しておかないと「えっ…それならShopifyじゃなくて他のサービスが良かった」「それならもっと工数もらっておけばよかった…」という双方不幸な状態に陥りますので必ずお互い確認しましょう☺

代引きについて

代引き

代引きの設定は可能ですが、Shopifyで代引きは少し癖があります。
理由としては、ユーザーがチェックアウト時に代引きを設定しても代引き手数料が最終金額に反映されないからです。


例を挙げましょう。


送料:800円
商品:5,000円
代引き手数料:440円


この場合、普通の感覚であれば最終決済画面には合計金額の「6,240円」が表示されると思いますが、Shopifyでは「5,800円」しか表示されません。
(というかそもそも代引き手数料を設定する項目がどこにもないのです。)


そうです。代引き手数料を加算した合計金額を、決済画面(Shopifyサイト内)に表示することは不可能です。
なので、ここをしっかりお客様に説明しとかないと「そもそもShopifyじゃ無理じゃん」って話しになります。
なので代引きに関しては、必ず確認を取ります。


通常の3プランだと、いわゆるチェックアウト画面(カート画面から先)は一切加工/編集が出来なくなっています(金額や個人情報などが絡み、セキュリティ保持のため)
そのためShopifyがそもそも代引き用の設定項目を増やさない限り、手数料の加算が出来ないのです。
※余談:今までアプリで対応出来ていたのですが、諸事情により使えなくなりました。

※Shopify Plusプランを利用している場合は、チェックアウト画面のソースコードを編集できます。具体的には以下のことができるようになります。
・氏名のカナ文字入力
・入力項目の配置変更
・配送時間指定の項目追加
・Google Tag Managerなど外部ツールのタグ設置
・配送先の国別で表示や処理を変更

それでも「Shopifyで代引きを使いたいんじゃ!」という方に、3つ話しをします。

1:受注後に修正をかける

ユーザーが決済した後に、受注金額に対して代引き手数料を手作業で修正(加算)する方法です。
再度お客様に修正後の金額のメールが飛ぶので、「一応お客様には知らせたよ」というテイは取れます。
日本人というのは本当に細かく「最初の金額と~~~」というケースも無きにしもあらずですが、こればかりはどうしようもありません。


※本来は利用規約に書いてあれば責められる言われはないのです。
※クレーム防止とは別の側面でやってた方がいいと思います。手数料を加算しておかないとショップの会計上に加算されないので、Shopifyを通しての売上全体をShopify内のダッシュボードで管理したいのであればやった方がいいですね。

2:Shopify Plus($2,000/m)に契約する

Shopifyプラスに契約したから代引き手数料が自動で加算される!!!!というわけではありません笑
しかし、上でもお話したようにShopify Plusを契約するとチェックアウト画面の加工/修正ができるようになるので、手数料が加算されるようにカスタマイズできるというロジックです。

※Shopify Plusについては他の会社さんもたくさん記事を書いていらっしゃるので調べてみてください。

3:そもそも代引きが必要なのか聞く

お客様に「そもそも代引きって必要ですか?」と聞いてみると、意外にも「ネット販売の一部としてなんとなく代引きが必要かなと思って」「リニューアルを機にやめてもいいかもですね」など、結構前向きな話しが出ます。
家族にバレたくない、クレカを使いたくないなどの要望があり、その要望をフォローするために代引きに対応されているケースが多いのです。ただ、そのためだけのフォローだったらコンビニ支払いで十分かと思います。

これからショップを立ち上げる方には考えてみてほしいのですが、代引きってかなりショップ側が不利なんです。
ユーザーが受取拒否したり、都合つかなくて期限内に届けられなかった場合、往復分の送料が運送会社から請求されるうえに、商材の再入庫作業も必要です。
商材によっては往復の運賃分の売上を取り戻すために〇個売らないと・・・といったケースも考えられます。(しかも食べ物とか再販難しいですよね)
そこまで一方的にリスクを負って代引きを行う必要がありますか?

登録した会員情報の修正について

入力フォーム

Shopifyでは基本機能として会員登録機能がついていますが、ユーザーが登録した情報(メールアドレスなど)の編集が、デフォルトではユーザー自身で出来ない状態になっています。
ならどうするのって話しですが、問い合わせフォームから問い合わせしてもらうしかないです。
ユーザーもショップ側も手間かかって仕方ないですし、双方しんどいです。
※名前や住所などの商品購入に入力する項目はマイページで編集できますが、会員登録時のフォームを加工/修正し、メールアドレスとパスワード以外に項目を増やした際、それらの情報も編集できない状態となります。
会員登録時の項目を増やすだけではなく、ユーザー自身で登録情報を編集できるアプリを選びましょう


解決方法:アプリで対応

これに関してはアプリで対応できます。
なので事前に説明をする/理解しておかないと「なんで?」という話しになります。
日本人の感覚からすると、これぐらいできて当然と思いますよね?
Shopify(ECサイト)構築において、そういう「感覚的」な話しはすべて言語化して齟齬が起きないようにしましょう。
(依頼される方は、そこまで細かい確認がされているか見た方がいいです。構築はそこそこにwebマーケ案件取りたい!という方がいないわけではないので・・・)

配達時の時間指定について

配送時間の指定

これも前項と同じくデフォルトでの機能はないです。
というか、そもそも時間通り荷物が届くというサービスが日本ぐらいにしかないので、海外製のサービスになくても不思議じゃありませんね笑
これも必須というお客様もいらっしゃいますので、事前に聞いておかないと「なんでできないの?」って話しになって、予算が~稟議が~という話しになります。
注意しましょう。


解決方法:アプリで対応
これもアプリで対応は可能です。
ただし、アプリによっては細かい指定が出来ないので注意しましょう。


これは実際に私が遭遇した話しですが、ある日時指定のアプリでは「納品曜日のブロック」が出来ませんでした。
お客様が自社配送で対応している企業さんだったのですが、営業日じゃない日はお届けできないのでブロックしたい(ユーザーが指定できないようにしたい)というお話しでしたが、アプリ会社に問い合わせたところ「佐川やヤマトでの配送を前提にしているので任意の日付、曜日に対してブロックできるような設定はありません」と回答いただきました。


お客様の運用の話しをしっかり聞き、お願いする方も運用についてもしっかり制作会社に伝えるようにしましょう!

外部システム/サービスとの繋ぎこみについて

外部システム連携

読んで字のごとくですが、リニューアルを検討されているお客様については必ず確認を取ります。そもそもShopifyでは対応していない場合や、予算や技術的な問題でお客様の運用フロー自体の見直しが必要なケースがあります。


そもそも外部システム/サービスを使われている方は自ら質問されるので、あまりこちらから聞くというケースはありませんけどね。
逆に制作会社に依頼される方は必ず伝えるようにしましょう!

最後に

制作/構築とは言ってしまえば何か1つも作業にように見えますが、実際は運用やマーケティングを加味した制作/構築をする必要があったり、逆にサービスに合わせるために運用やマーケティングのやり方を考える必要があります。


お客様も制作会社もお互いしっかり考え抜いて/確認して話しをスタートさせないと、「こんなはずでは・・・」「思っていたのと違う」「修正が多い」というケースにはまってしまいます。


そうならないためにもお悩みの場合は弊社/私・小川までご相談ください!

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